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リピ買いしているプラントベース食品ありますか?

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はじめに


人の体は60%が水分、20%がタンパク質、残りの20%が糖質、その他で構成されています。

タンパク質の働きは、体の代謝や機能を調節したり、体内で栄養素を輸送するのを助けたり、免疫に関与したり、髪や爪などを構成する要素だったりと多岐に渡ります。すべてのタンパク質は20種類のアミノ酸の様々な配列によって構成されていますが、そのうちの9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、体内で作ることができませんので、食事で取り込むしかありません。

タンパク質が不足すると免疫機能が低下して病気にかかりやすくなったり、筋力が低下したりしてしまいます。筋力が低下すると代謝も悪くなりますから、ダイエット中でもうまくタンパク質はとった方が良いとされています。

タンパク質には動物性と植物性があり、動物性は肉や魚、卵や乳製品に多く含まれ、植物性は、野菜、大豆、フルーツ、菌類などに多く含まれています。同じアミノ酸を含んでいるわけではないので、動物性も植物性もバランスよく食べるのが理想です。

ですが、動物性たんぱく質を控えて植物性たんぱく質を主に摂取する人が増えてきています。
なぜ今、植物性食品の需要が高まっているのでしょうか。

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プラントベース食品


植物性食品を主に食べている人たちの理由から見てみましょう。

「宗教上の理由」「動物愛護」「環境保護」「健康志向」などがあげられます。

ヴィーガンという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。これは、宗教や動物愛護、環境問題を理由に動物性のものを生活に持ち込まない人たちのことを指す言葉です。ヴィーガンは昔から世の中に一定量いらっしゃいますので、最近増えている主義、思想ではないですよね。

ここ最近の植物性食品人気を押し上げているのは、「体型維持」「健康管理」「環境問題」などの理由で摂取している人たちだと思われます。この理由の人たちは宗教上の戒律や思想などではありませんから、動物性食品も取ろうと思えば取れるけれど、個人のポリシーによって控えているわけです。目指すゴールは人それぞれですが、自分次第で気分転換にお肉やスイーツなどを食べることもできます。

そして、そのような食生活を日常としている人たちのニーズ合わせて、植物由来の原材料を使用した食品が多く販売されるようになってきました。この食品を「プラントベース食品」といいます。畜産物や水産物に似せて作られていることが特徴です。

大豆や小麦などから「肉」「卵」「ミルク」「バター」「チーズ」などの代替となる加工食品を製造しており、これらはすでに市場に出回っていて、飲食店でもプラントベース食品を使ったメニューなどが提供されています。

プラントベース食品を摂取するメリット


プラントベース食品を摂取するメリットは、身体的にはダイエット効果があることや高血圧の予防になることでしょう。環境面においては、問題になっている牛肉や牛乳などを製造する際の温室効果ガスの発生を抑えることができるため、環境負荷の軽減に繋がります。

実際、アメリカで実施した調査によると、プラントベースの肉を食べたことがある消費者は全体の41%で、このうち今後も継続的に食べるだろうとする消費者が60%いるという結果が出ており、理由に関しては以前は健康上の理由が多かったのですが、今では環境への配慮から摂取する人が増えているということです。

植物性ミルク


最近スーパーマーケットで色々な植物性ミルクを多く目にするようになりました。
普段の生活の中で牛乳を植物性ミルクに置き換える人も増えたのではないでしょうか。

そもそも植物性ミルクは、低カロリーでヘルシーなため、健康志向の人にはすでに受け入れられていた商品です。
環境問題改善にも貢献しているため、最近ではより多くの人に受け入れられているようです。牛は温室効果ガスを多く排出しますが、その量は植物性ミルクの製造過程で排出される量の3倍とされています。

では、植物性ミルクにはどのようなものがあるのか見てみましょう。

▶豆乳
ほとんどのスーパーやコンビニで入手できる、定番飲料の1つです。大豆から豆腐を作る工程で、固める前の液状のものを言いますが、主原料が大豆のため、たんぱく質を多く含んでいて栄養価が高くヘルシーです。

▶アーモンドミルク
植物性ミルクの中では第三のミルクと呼ばれるほど知名度を上げてきています。アーモンドの実の搾り汁のことです。アーモンドはビタミンEを多く含んでいるので、美容効果が高いとされています。

▶オーツミルク
オーツ麦の搾り汁です。植物性ミルクの中では口当たりは牛乳に近く、栄養価が高くて低カロリーです。

▶ライスミルク
白米、玄米などお米由来の植物性ミルクです。お米由来なので、食物繊維も豊富で口当たりはあっさりしています。

ファストフード店の対応


現在、大手食品メーカーも代替肉のハンバーグや肉団子などを商品化しており、私達も手軽にスーパーなどで手に取ることができます。外食産業のファストフード店の対応を見てみると、マクドナルドは昨年11月からアメリカ国内の一部店舗で代替肉を使ったハンバーカーを販売しており、ケンタッキーフライドチキンも今年に入ってアメリカ国内で店舗、期間を限定して、代替肉のメニューを展開しています。

日本国内では、モスバーガーやロッテリアなどが大豆由来の代替肉を使ったハンバーガーを定番メニューにしていますよね。

プラントベース食品の市場規模


近年、急激な伸びを見せているプラントベース食品ですが、日本国内の市場規模はどれくらいでしょうか。

TPCマーケティングリサーチの調査では、2020年の市場規模は約246億円で、これは前年比38.2%増という状況です。2023年には453億円に上るだろうと見込んでいます。

今回は植物性食品について見てみました。これからもっと需要が高まっていきそうですよね。
主義、思想だけでは需要の伸びは鈍化してしまいそうですが、味や価格が消費者の納得がいくものになれば家庭内でも定番化していくのではないでしょうか。

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