クラウドとは

「クラウド」という言葉を1度は見聞きしたことはあるとは思いますが、クラウドについて正確に意味合いを理解されている方は、実は少ないのではないでしょうか。一般的にクラウドとは、データやシステムをサーバー機器やパソコン等の端末内で保管、利用するのではなく、インターネット上のサーバーに保管し、そのサーバー上からデータを出し入れしたり、システムを利用したりする仕組み、サービスのことです。クラウド化された仕組みを利用することで、外出先や自宅など、インターネットに接続できる環境があれば、どこからでもデータの閲覧や編集、システムの利用が可能です。近年ではスマートフォン等の普及に伴い、インターネットの接続環境も整ってきため、システムやサービスをクラウド化して利用することは当たり前なこととなってきています。

クラウドサービスのメリット・デメリット

では実際にクラウド化したシステム、サービスを利用するにあたって、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか、オンプレス型のシステムと比較して、下記にて紹介します。
クラウド化によるメリットは大きく3つあります。

・どこでも接続可能
・初期費用が抑えられる
・社内に機器、端末が不要

クラウド型のサービスの特徴は、まず、初期費用が安く、導入しやすいことです。オンプレス型のサービスは、自社のサーバー環境を構築した上で、ソフトウェアをインストールし、継続的に保守・運用を行っていく必要があります。そのため、サーバー機器・構築費、ソフトウェア費とコストの負担が大きくなりがちです。その点、クラウド型のサービスは、インターネット経由でどこからでもアクセスできるため、契約すればすぐに利用を開始することができます。サーバー等の機器の準備も必要ないため初期コスト負担も抑えられます。
クラウド化によるデメリットもあります。

・システムのカスタマイズが難しい
・インターネット環境が必須

クラウドはオンプレミスに比べ、自由にカスタマイズができなかったり、社内のシステムとの連携がしづらかったりと不都合もあります。また、クラウドの特長の1つであるインターネット環境の利用ですが、裏を返せば、社内を含め、ネット環境が整備されてない環境であれば、クラウドサービスの円滑な運用は難しいです。

最後に

以上、簡単にですが、クラウドについてのメリット・デメリットをご紹介しました。クラウド型のサービスとオンプレス型のサービスは、どちらにもメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を理解した上で、費用や運用方法を検討し、自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。