増えてます 食品購入方法の選択肢
はじめに
昨今の引きこもり需要の増加に伴い、調理済み食材を届けてくれるフードデリバリーや、注文したメニューの食材を届けてくれるミールキット宅配サービスを利用している人が増えています。
デリバリーサービスは昔からあったものですが、今のように頻繁に利用するものではなかったかと思います。
数年前までは、多くの人にとって食品といえば外に出かけて調達するのが当たり前だったわけですが、今や職場や家にいながら届けてもらう方法も増え、利用者も急増していますよね。
今回は、多様化する食品の販売形態について見てみましょう。
- いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
- 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
- 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい
このような課題は、私たち『懐刀』にご相談ください。懐刀は食品業界のニーズに合わせて開発された「クラウド型販売管理システム」です。20年の運用実績と200社以上の導入実績で、御社のDXを安心・快適に導入までサポートします。まずはサービスページをご覧ください。
サービスページを見る →デリバリーサービスの歴史
電話やインターネット、アプリから気軽に注文ができて、温かい料理がすぐに届くデリバリーサービスは、忙しい現代人にとって大変便利なものです。
では、いつの時代からデリバリーサービスはあったのでしょうか。まずはそこを紐解いてみましょう。
日本にデリバリーサービスが登場したのはなんと江戸時代です。棒手振(ぼてふり)あるいは振売(ふりうり)という職業がデリバリーの走りです。棒手振とは、肩に天秤棒をぶら下げて、棒の両端にぶら下げた桶に様々な商材を入れて売り歩く職業のことです。時代劇などで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
その中身は実に多種多様で、食材であれば魚、野菜、豆腐、水、ちょっとしたお惣菜や、お団子やぜんざい等など販売されていましたし、食材以外にも、桶や履物などの日用品も多く販売されていました。
一人が一度に運べる量には限りがありますので、棒手振はかなりの数いたようです。
お店に行かなくても、家の前まで来た棒手振を呼び止めて買うことができましたので、買手側にとってはとても良いサービスですよね。
では、注文したものを届けてもらう出前はどうだったかというと、江戸時代に電話やインターネットはありませんから、仕出し屋に赴き、日にちを知らせて届けてもらうという方法でした。
時代は流れて棒手振は町から姿を消し、人々はお店まで出掛けて食材を調達するのが当たり前になっていきました。
次にデリバリー業界に光が当たるのは、電話が世の中に普及してからです。職場や家庭での来客時に出前が利用されるようになりました。この頃は飲食店を構えているお店が「出前もやっています」といったものでした。
令和になった今、インターネットやアプリで注文ができるようになり、支払もインターネット上で決済することができます。コロナ禍もあり、デリバリーサービス業界は急成長しています。以前と違うのは、イートインスペースを持たないデリバリー専門店が増えているということでしょうか。
「ウーバーイーツ」や「出前館」など大手デリバリー代行業者のサイトに出店すれば注文の入り口を一から作る必要はありませんし、配達要員を店舗側が確保する必要もありません。
ミールキット
その他、近年盛況を極めている食品販売形態がミールキット販売ではないでしょうか。ミールキットというと「何だろう」と思われる方もまだ多いと思いますが、「生協」「よしけい」「オイシックス」などの会社名を聞けばお分かりになろうかと思います。
日本能率協会総合研究所の発表によると、業界は年々成長を続けており、2024年の市場規模は1,900億円になるとみられています。
ミールキットはスウェーデン発祥のサービスで、アメリカでは2010年頃より共働き家庭において人気を博しました。日本でも2010年代前半にサービスを開始しています。
ミールキットは、好きなメニューを注文すれば必要な食材が下ごしらえを終えた状態で届きます。食材を買いに行くことも、魚や肉、野菜などの下処理をすることも必要ありませんので、調理の時短に繋がります。日本では核家族化が進み、共働き世帯が増えていますので、仕事から帰って時間の無い中調理をする上では、こうしたサービスは助かりますよね。
ミールキットは普段食べる料理だけではなく、パーティー向けの料理やお菓子、冷凍食品等様々なレパートリーがあります。使われている食材も無農薬のものなどもありますので、健康意識の高い方にも向いています。時短以外にも、料理が苦手な方は簡単に調理をすることができますし、日々の献立を考える手間からも開放されます。
このようにメリットも色々ありますが、デメリットはコスト面が割高になることでしょうか。
お弁当宅配サービス
お弁当宅配サービスはこれからも伸びていくサービスだと思われます。日本の平均寿命は長く、一人暮らしのお年寄りはこれからも増え続ける見込みです。
デリバリーの主流は都度注文ですが、お弁当宅配サービスは継続注文もできます。お年寄りが一人分の食材を買いに行き、調理をするのは大変です。こちらのサービスは、栄養バランスを考えたお弁当を自宅まで定期的に届けてもらうことができるのです。
遠くに住む老齢の親御さんのために注文をするという方もいらっしゃるそうです。業者さんによっては、お弁当を届けてくれるだけではなく、お届けの際に安否確認をし、何かあれば指定された連絡先に知らせてくれるサービスもあります。
料理の自動販売機
最近ではほとんど見かけませんが、皆さんも国道沿いのドライブインでうどんやラーメンの自動販売機を目にしたことがあるのではないでしょうか。
現在、ロードサイドだけではなく街中にも料理の自動販売機が増えてきているのをご存知ですか。しかも、それらに有名店が参入しているのです。
タイ料理や中華料理などジャンルも様々で、その多くは冷凍販売です。冷凍自動販売機の技術進歩が進んでいるからこそ増えてきたサービスですね。
何かと忙しい現代人にとって、食材や料理を調達するための選択肢が増えるのはとても良いことだと思います。利便性だけに囚われずコストやエコなども考慮してサービスを受けたいですね。
- いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
- 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
- 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい
このような課題は、私たち『懐刀』にご相談ください。懐刀は食品業界のニーズに合わせて開発された「クラウド型販売管理システム」です。20年の運用実績と200社以上の導入実績で、御社のDXを安心・快適に導入までサポートします。まずはサービスページをご覧ください。
サービスページを見る →