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食品ロス貢献と生活困窮者支援にもつながる「フードドライブ」とは

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食品ロス貢献と生活困窮者支援にもつながる「フードドライブ」とは
食品ロス(フードロス)を解決する手段として「フードドライブ」に注目が集まっています。そもそも食品ロスの問題は、SDGsの目標のひとつ「12 つくる責任 つかう責任」の中に含まれており、目標達成のためには避けて通れない課題です。本記事ではフードドライブとはどのようなものなのか、解説していきます。

目次
食品管理にお困りではありませんか?
  • いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
  • 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
  • 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい

このような課題は、私たち『懐刀』にご相談ください。懐刀は食品業界のニーズに合わせて開発された「クラウド型販売管理システム」です。20年の運用実績と200社以上の導入実績で、御社のDXを安心・快適に導入までサポートします。まずはサービスページをご覧ください。

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フードドライブとは家庭の余剰食料を寄付する活動



環境省のホームページでは、フードドライブを以下のように定義しています。

フードドライブとは、家庭で余っている食品を集めて、食品を必要としている地域のフードバンク等の生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設等に寄付する活動のことです。
フードドライブをすることで、家庭で余ったまま消費期限を迎えて廃棄される食品を減らすことができるため、食品ロス問題に貢献することができます。さらに、フードドライブで寄付された食品は生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設等といった食品を必要としている人々のもとへ運ばれるため、生活困窮者の支援にもつながります。
似たような言葉で「フードバンク」がありますが、フードバンクの定義は以下のとおりです。
フードバンクとは、安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で、流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動です。
要するに、フードドライブは家庭の余剰食品を寄付するのに対して、フードバンクは企業や団体から寄付するという点で意味が異なります。

家庭から出る食品ロスは年間261万トン


そもそも、食品ロスの規模はどの程度あるのでしょうか。農林水産省の調査によると、令和元年に発生した食品ロスは570万トンありました。これは国民一人当たりの食品ロス量に換算すると1日あたり124g、年間で45kgにのぼります。

参照:消費者向け情報 | 食品ロスポータルサイト
参照:消費者向け情報 | 食品ロスポータルサイト

また全体の食品ロスのうち、家庭から出た食品ロスは46%となる261万トンでした。家庭の食品ロスの内訳を見ると、賞味期限切れなどによって手付かずのまま廃棄された「直接廃棄」は107万トンとなっています。フードドライブは家庭の余剰食品を寄付する活動なので、直接廃棄の削減に貢献することが期待されます。

フードドライブに参加するには自治体のホームページをチェック


フードドライブに参加するためには、住んでいる地域の自治体のホームページをチェックするのがおすすめです。「地域名 フードドライブ」で検索すれば、それぞれの自治体のフードドライブの取り組み内容や、食品の回収を行っている日時や拠点が記されているはずです。

食品の回収に際して、以下のようなポイントはどの自治体でもほぼ共通しています。

  • 未開封であること
  • 賞味期限が1ヶ月以上ある
  • 常温保存のもの(冷蔵・冷凍品以外)
  • 製造者または販売者が表示されているもの
  • 成分またはアレルギー表示のあるもの
  • 日本語表記があるもの
  • アルコール類や手作りのものは不可

冷蔵・冷凍品や水産・畜産物を回収できるフードバンクもありますが、団体や自治体によって細かな要件は異なるので注意が必要です。

また、寄付すると特に喜ばれるものは以下のような食品です。

  • 米(白米)
  • 乾麺(パスタ、素麺など)
  • 調味料(食用油、醤油、味噌、砂糖など)
  • インスタント、レトルト食品
  • 缶詰(肉、魚、野菜、果物など)
  • 嗜好品(菓子、インスタントコーヒー、お茶など)

家にフードドライブで活用できるものがないか探してみては


フードドライブは家庭からの支援で成り立つ取り組みです。ご家庭で備蓄している食品を整理したり、手付かずになっている食品を探したりすることで、フードドライブに活用できる食品が見つかるかもしれません。

フードドライブは食品ロスに貢献できるだけでなく食品を本当に必要としている人に届ける支援にもなります。自治体のフードドライブ活動を検索してみて、参加してみてはどうでしょうか。

食品管理にお困りではありませんか?
  • いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
  • 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
  • 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい

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