食品業界に向けたお役立ち情報を発信!

  1. TOP
  2. 「クラウドキッチン」がレストラン事業者にとって有力な選択肢になる理由と背景
  3. コラム
  4. 「クラウドキッチン」がレストラン事業者にとって有力な選択肢になる理由と背景

フードラボ

「クラウドキッチン」がレストラン事業者にとって有力な選択肢になる理由と背景

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

街中で自転車やバイクで食事をデリバリーする配達員を目にすることが増えました。さらに近年はコロナ禍の影響で巣ごもり需要が拡大したこともあり、デリバリーは一気に食事の選択肢としてスタンダードになりました。

この流れを受けて注目を集めている業態がクラウドキッチンです。クラウドキッチンと既存の飲食店の違いや、クラウドキッチンならではのメリットやデメリットはどこにあるのか、解説していきます。

目次
食品管理にお困りではありませんか?
  • いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
  • 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
  • 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい

このような課題は、私たち『懐刀』にご相談ください。懐刀は食品業界のニーズに合わせて開発された「クラウド型販売管理システム」です。20年の運用実績と200社以上の導入実績で、御社のDXを安心・快適に導入までサポートします。まずはサービスページをご覧ください。

サービスページを見る →

クラウドキッチン(ゴーストキッチン・バーチャルキッチン)はデリバリー専門の飲食店


クラウドキッチンはデリバリー専門の飲食店のことを指す言葉で、ゴーストキッチンやバーチャルキッチンとも呼ばれます。

もともとはニューヨークで生まれた業態で、店舗を持たずにUber Eatsなどのフードデリバリーアプリを介して受注し、シェアキッチンで調理した料理を配達する「実態のないレストラン」として注目を集めていました。

国内ではコロナ禍の影響でクラウドキッチンが急増しています。ユーザーの中食需要が高まったこと、そして食品業界が緊急事態宣言などの制限を課せられて経済損失を被ったことなどから、レストラン事業者にとってもクラウドキッチンは有力な選択肢になっています。

クラウドキッチンはグローバルで年平均成長率13.5%で急成長中


クラウドキッチンの市場規模は急成長を続けています。米国の調査会社グローバルインフォメーションが発表したレポートによると、クラウドキッチン市場は2021年〜2027年の間に年平均成長率(CAGR)13.5%の急成長が見込まれています。

出典:市場調査レポート: クラウドキッチンの世界市場:性質別(フランチャイズ型、スタンドアロン型)、タイプ別(独立型、売店/共有型、キッチンポッド)、地域別展望、産業分析・予測(2021年~2027年)

国内市場にも目を向けてみましょう。クラウドキッチンだけの市場調査ではありませんが、国内の調査会社NPDが公開したレポートでは、2021年1-12月計のデリバリー市場規模は約7975億円に達しています。

これは2020年比では27%成長となっており、コロナ禍以前の2019年と比較すると実に91%成長している結果になりました。これはレストラン売上においてデリバリーが9.4%を占める数字です。

出典:<外食・中食 調査レポート>2021年1-12月計のデリバリー市場規模は約7975億円の見込み、成長率は前年比27%増 | エヌピーディー・ジャパン / NPD Japan

クラウドキッチンのメリット・デメリット


クラウドキッチンのメリットとデメリットをそれぞれ簡単に説明します。最も大きなメリットは初期費用・ランニングコストがともに抑えられることです。機能をデリバリーだけに絞っているため、フロアなどの設備が必要ありませんし、人件費も調理リソースに限定できます。

そのほかにも、クラウドキッチンならではのメリットとして、ひとつのキッチンで複数の店舗を展開することができます。例えばひとつの調理場で、カレー専門店とからあげ専門店を展開できるのです。

一方、デメリットはフードデリバリーアプリのプラットフォームに依存していることです。手数料をプラットフォームに支払うだけでなく、プラットフォームが衰退すれば受注の機会も減ります。またレストラン側は限られたユーザーデータしかプラットフォーム側から開示されないため、分析が十分にできないなどの不便さがあります。

【まとめ】中食、デリバリー文化が国内でも主流に


本文中でも述べたように、クラウドキッチンの市場は当面は成長を続ける見込みです。国内でもコロナ禍をきっかけに中食、デリバリーの文化が根付きつつあります。レストラン事業者にとっては高額な初期投資やランニングコストがかからないクラウドキッチンは多くのプレイヤーにとって有力な選択肢になりそうです。

食品管理にお困りではありませんか?
  • いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
  • 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
  • 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい

このような課題は、私たち『懐刀』にご相談ください。懐刀は食品業界のニーズに合わせて開発された「クラウド型販売管理システム」です。20年の運用実績と200社以上の導入実績で、御社のDXを安心・快適に導入までサポートします。まずはサービスページをご覧ください。

サービスページを見る →
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
サイドバナー
サイドバナー