完全栄養食とサプリの違いは?定義や市場規模などを解説
目次
- いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
- 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
- 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい
このような課題は、私たち『懐刀』にご相談ください。懐刀は食品業界のニーズに合わせて開発された「クラウド型販売管理システム」です。20年の運用実績と200社以上の導入実績で、御社のDXを安心・快適に導入までサポートします。まずはサービスページをご覧ください。
サービスページを見る →完全栄養食は必要な栄養素を全て摂取できる食品
完全栄養食には明確な定義はないようですが、いくつかの完全栄養食のメーカーは以下のような基準を設けています。
基準にしているのは「栄養素等表示基準値」です。これは厚生労働省が、年齢や性別ごとに必要な栄養素をそれぞれ設定した「日本人の食事摂取基準(2015年版)」をもとに、加重平均して定められています。
ヒトの健康に欠かせない必須栄養素を独自のバランスで配合しました。
COMPシリーズは2016年4月に『厚生労働省 日本人の食事摂取基準』に基づいて開発した日本発のバランス栄養食品です。
このように、厚生労働省の定めている『日本人の食事摂取基準』をベースにして、1食あたり摂取できる栄養がこの基準の3分の1含まれている食品を完全栄養食としているメーカーが多くなっています。
完全栄養食は準完全食、スーパーフード、健康食品、サプリメントとどう違う?
完全栄養食と似たような言葉がいくつかあります。準完全食は1日あたりに必要な栄養素が含まれているものの、不足する栄養もあるものを指します。
スーパーフードも完全栄養食とは違いがあります。日本スーパーフード協会では以下のようなものをスーパーフードとして定義しています。
- 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
- 一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
要するにスーパーフードは一部の栄養が多く含まれている食品ということになります。
では健康食品やサプリメントの定義はどうでしょうか。厚生労働省が公表しているレポート「健康食品やサプリメントの名称について」では、健康食品やサプリメントについて「行政的な定義はありません」としています。その上で一般的には健康食品は「健康の保持促進に資する食材」、サプリメントは「特定成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品」が該当するとしています。
完全栄養食は忙しい人、偏った食生活、発展途上国の人口増などの課題に貢献
完全栄養食はさまざまな社会課題に貢献しています。私たちの身近なところでは、食事に時間をかけられない忙しい人のための選択肢に完全栄養食が選ばれることが期待されます。また、日清食品は「日本を未病対策先進国へ」をビジョンにした完全栄養食のキャンペーンを展開しており、オーバーカロリーや栄養失調などの偏った食生活をサポートする目的で完全栄養食事業に取り組んでいます。
それだけでなく、完全栄養食は急激な人口増加が課題になっている発展途上国にも貢献することが期待されています。途上国では多くの人が栄養不良であり、5歳以下の子供の死因でも栄養不良が上位となっています。手軽に摂取できる完全栄養食が普及することで問題解決につながる可能性は大きいです。
完全栄養食の市場規模は2027年には63億米ドルに成長
完全栄養食はビジネスの面でも注目される分野です。調査会社グローバルインフォメーションのレポートでは、世界の完全栄養食の市場規模は2021年〜2027年の間に年平均成長率6.5%で成長し、2027年には63億米ドルに達するという予測です。
国内でも完全栄養食市場は拡大しており、日本能率協会総合研究所の公開しているレポートでは、2018年度には数億円だった市場規模が2024年度には約145億円にまで急拡大する予測となっています。
【まとめ】自身の生活に合った完全栄養食を
完全栄養食にはパンやパスタのタイプが人気ですが、水に溶かして飲むタイプもあります。パンやパスタは満足感があるので食事として摂取することができますし、水に溶かして飲む場合はサプリメントのように栄養の補助的に摂取することができます。自分のライフスタイルに合わせて完全栄養食を取り入れてみてはどうでしょうか。
- いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
- 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
- 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい
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