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現在は「サードウェーブ」の真っ最中。コーヒーブームの歴史と今後の展望とは?

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広く親しまれているコーヒーですが、「コーヒーブーム」はたびたび到来します。例えば今は、「サードウェーブ」と呼ばれるコーヒーブームの真っ最中です。では、ファーストウェーブやセカンドウェーブはどのようなものだったのでしょうか。さらに、今後フォースウェーブのブームがくるのでしょうか。本記事では国内外のコーヒーブームの歴史を解説していきます。

目次
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国内コーヒー文化の原点となった戦前・戦後


コーヒーブームの話をする前に、国内でどのようにコーヒー文化が広まったかを振り返っておきます。原点となったのは1858年(安政5年)の日米修好通商条約調印によって自由貿易が可能になったことでコーヒーの正式な輸入が開始されたことです。1888年(明治21年)には日本最初の喫茶店『可否茶館(こーひーさかん)』が開店しています。

明治以降、コーヒー文化は日本に広がっていきます。低価格でブラジルコーヒーを提供していた『パウリスタ』では最盛期に従業員が1000人を超えるほど繁盛し、当時従業員であった柴田文次氏は後のコーヒー製造大手『キーコーヒー』の創業者となります。また、1937年(昭和12年)には『上島忠雄商店』が洋食材・珈琲焙煎卸業をスタートし、後の飲料大手『UCCグループ』となります。

参照:Back to 昭和?! 「昭和の日」に振り返る、コーヒーの歴史と飲用スタイル | コーヒーはUCC上島珈琲

参照:コーヒーの歴史 | コーヒー文化 | コーヒーのおいしい話 | キーコーヒー株式会社

【ファーストウェーブ】戦後の輸入再開で一気にコーヒーが身近に


戦前に国内に広がったコーヒー文化ですが、戦時中にコーヒーは「敵国の飲み物」として輸入停止となってしまいます。戦後、コーヒー豆の輸入が再開されると輸入量は一気に増加し、ファーストウェーブのコーヒーブームが始まります。


出典:
Back to 昭和?! 「昭和の日」に振り返る、コーヒーの歴史と飲用スタイル | コーヒーはUCC上島珈琲

ファーストウェーブの特徴は一般庶民に広くしたしまれるようになったことです。キーコーヒーは1961年(昭和31年)に『日本インスタントコーヒー工業(現ニック食品)』を設立し、ネスレは1965年(昭和35年)に姫路工場、1973年(昭和43年)に島田工場をそれぞれ竣工し『ネスカフェ』の製造を加速し、さらにUCCグループは1970年(昭和40年)に日本初のフルオートメーションとなる、『UCC大阪綜合工場(現:大阪工場)』を竣工しています。

コーヒー豆、インスタントコーヒーの普及に続いて、1969年(昭和44年)年にはUCCの創業者・上島忠雄氏によって缶コーヒーが発明されます。現在でも親しまれているこれらの媒体はこの時期に開発・定着しコーヒーは一般に広まっていきました。

ファーストウェーブコーヒーは家庭で飲まれるだけでなく、1960年代〜1980年代の「喫茶店ブーム」にも火をつけています。まさに大量生産・大量消費もファーストウェーブの特徴のひとつと言えるでしょう。

【セカンドウェーブ】スターバックスに代表されるシアトルコーヒー


1990年代後半から始まったセカンドウェーブの特徴は、スターバックスに代表されるシアトルコーヒーであることです。シアトルコーヒーとは一般的に、深煎りのコーヒー豆を細かく挽き、高圧で抽出する「エスプレッソ」と、エスプレッソをアレンジしたメニュー(カフェラテなど)が主流です。

国内では、1995年(平成7年)にスターバックスの1号店が銀座に開店し、そこから急激に店舗数を増やしています。セカンドウェーブの影響で、コーヒーを飲む場所は家でも職場でもない「サードプレイス」として、カフェの地位を確立しました。

【サードウェーブ】高品質なスペシャルティコーヒーを1杯ずつ丁寧に


コーヒーブームのサードウェーブはまさに現在進行形です。サードウェーブの特徴は高品質のコーヒー豆である「スペシャルティコーヒー」を1杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れることにあります。

また、日本スペシャルティコーヒー協会はスペシャルティコーヒーの定義を「コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である」としています。

国内でサードウェーブコーヒーブームの火付け役となったのは、2015年(平成27年)に清澄白河に1号店をオープンした『ブルーボトルコーヒー』です。バリスタは注文を受けてから顧客の目の前でコーヒーの説明などを交えながらハンドドリップを淹れます。このスタイルは多くのサードウェーブコーヒーショップで共通しています。

【まとめ】今後フォースウェーブのコーヒーブームは来るのか


現在はサードウェーブのコーヒーブームの真っ只中ですが、今後フォースウェーブは来るのか、来るならばその特徴はどのようなものになるでしょうか。

既にフォースウェーブコーヒーを自称するコーヒー事業者があったり、フォースウェーブを予測しているメディアなどがあったりしますが、その特徴は定かになっていません。

考察はさまざまありますが、キーポイントになりそうなのは「自家焙煎機の普及」や「ファーストウェーブでコーヒーに馴染みのあるシニア世代」だと言われています。今後の動向に注目が集まります。

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