SDGsを考えてみよう
はじめに
SDGsという言葉と上のロゴ、最近目や耳からよく入ってくるようになりましたよね。
ご存知の方も多いと思いますが、SDGsとは何なのかをまずはおさらいしてみましょう。
SDGsは2015年の国連サミットにおいて150を超える加盟国首脳の参加のもと、全会一致で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。
経済・社会・環境の3つの側面のバランスがとれた社会を目指す世界共通の目標として、17のゴールとその課題ごとに設定された169のターゲット(達成基準)から構成されています。
- いつ生産した製品がいつどこに販売されているか把握できていない
- 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
- 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい
このような課題は、私たち『懐刀』にご相談ください。懐刀は食品業界のニーズに合わせて開発された「クラウド型販売管理システム」です。20年の運用実績と200社以上の導入実績で、御社のDXを安心・快適に導入までサポートします。まずはサービスページをご覧ください。
サービスページを見る →5つの主要原則
これだけではなんだかわかったようなわからないような……。
もう少しわかりやすい表現が国際連合広報センターのホームページにありますので引用してみます。
“持続可能な開発目標(SDGs)とは、全ての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くための青写真です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。SDGsの目標は相互に関連しています。誰一人置き去りにしないために、2030年までに各目標・ターゲットを達成することが重要です。”
これを受けて日本政府は持続可能な開発目標(SDGs)実施指針を決定しました。
政府が、関係府省一体となって、あらゆる分野のステークホルダーと連携しつつ、広範な施策や資源を効果的かつ一貫した形で動員していくことを可能にするために、以下の「5つの主要原則」を定めています。
「普遍性」……全ての国と人に関係
「包摂性」……平均ではなく一人ひとりに焦点
「参画型」……みんなで取り組む
「統合性」……経済・社会・環境のすべての分野で、バランスをとりながら実行
「透明性と説明責任」……言いっ放しはダメ
日本国も、各省庁もそれぞれSDGsの目標を掲げています。これらは各省庁のホームページで確認することができます。
各企業の取り組み
そして、国内の一般企業も17の目標に対する取り組みをそれぞれホームページなどで発表しています。
その中には食品産業に分類される会社もたくさんあります。取り組み内容は農林水産省のホームページで確認でき、こちらのホームベージには多くの食品事業者さんへのインタビュー記事も掲載されています。
各食品事業者さんのインタビューの内容を少しですが紹介させてください。
◆サントリーホールディング株式会社はグループの約束事として「水と生きる」を掲げていらっしゃいますので、6.「安全な水とトイレを世界中に」を非常に重要視していらっしゃるのがわかります。
◆一正蒲鉾株式会社は賞味期限の延長を可能とすることで12.「つくる責任つかう責任」14.「海の豊かさを守ろう」の目標に貢献していこうとされています。
◆日清食品ホールディングス株式会社はカップヌードルで「バイオマスECOカップ(プラスチック使用量とCO2排出量を削減したカップ)」を採用することで13.「気候変動に具体的な対策を」14.「海の豊かさを守ろう」に貢献することに取り組んでいらっしゃいます。
これらはほんの一部です。インタビュー記事ですので堅苦しくなく、さらっと読めますのでみなさんもぜひ読んでみてください。
事業者さんの熱い思いが伝わってきておもしろいですよ。
ただ、企業として取り組みを発表し、実行している多くは大企業と位置づけられる会社です。
大企業ではSDGsのプロジェクトを立ち上げたり、もともと存在する部署内で新たな取り組みとして検討したりしているのだと思いますが、大企業はこのようなときの取り組みが早いですよね。
ですが、日本国内の企業の99.7%は中小企業なのです。中小企業はSDGsに取り組むことで得られるメリットが思い描きにくいのか、人員不足もあるのかなかなか取り組めないでいるのが現状ではないでしょうか。
SDGsに取り組むということは、企業として「人」「環境」「資源」を大切にすることのあらわれになるわけですから、企業イメージが上がっていろいろメリットがありそうですが。
例えば17の目標のうち
5.「ジェンダー平等を実現しよう」に取り組むことは「人」を大切にすることに繋がり、
11.「住み続けられる街づくりを」に取り組むことは「環境」を大切にすることに繋がり、
15.「陸の豊かさを守ろう」に取り組むことは「資源」を大切にすることに繋がるのではないでしょうか。
そしてこれらの目標は相互に関連しているのですから、一つの目標に取り組めばその枝葉は別の目標に広がっていくのだと思います。
私たちにできることは
国、省庁、企業と集合体の階層が降りてきましたが、最下層にあるのは個人ですよね。
やはり一人ひとりがSDGsに向き合わなければ一番大きな集合体である国の目標は達成できないと思います。
では個人ができることとは何でしょうか。もちろん持続可能な目標でなくてはいけません。
ここでは何番の目標に対する取り組みかは考えずに個人で取り組めることで思いつくものをランダムに挙げてみます。
・食品ロスをださない
・過剰包装を断る
・家で飲むものはペットボトルを買わない
・リサイクルに協力する
・なるべく公共交通機関を利用する
・エアコンの設定温度に配慮する
私が今、深く考えなくても浮かんでくるのはこれくらいでしょうか。なんだかエコに偏ってしまっていますね。
内容はありきたりですが、考えて意識し実行することが大事なのだと思います。
もちろんそれが習慣になるまで続けなくては意味がありません。
私たちは自分たちの住む地球を守る義務があります。SDGsの活動を通じて、問題をそれぞれが自分ごとと捉え、問題解決のために動き続けることを求められているのではないでしょうか。
国別目標達成率ランキング
ところで世界各国のSDGsの目標ですが、毎年ポイント化され達成率のランキングが発表されているのをご存知でしょうか。
活動の趣旨として勝ち負けでは無いということは重々承知ですが、ランキングは気になりますよね。
最後に2019年と2020年のランキングを掲載しておきます。
順位 | 2019年 | 2020年 |
1位 | デンマーク | スウェーデン |
2位 | スウェーデン | デンマーク |
3位 | フィンランド | フィンランド |
4位 | フランス | フランス |
5位 | オーストリア | ドイツ |
6位 | ドイツ | ノルウェー |
7位 | チェコ | オーストリア |
8位 | ノルウェー | チェコ |
9位 | オランダ | オランダ |
10位 | エストニア | エストニア |
11位 | ニュージーランド | ベルギー |
12位 | スロベニア | スロベニア |
13位 | イギリス | イギリス |
14位 | アイスランド | アイルランド |
15位 | 日本 | スイス |
16位 | ベルギー | ニュージーランド |
17位 | スイス | 日本 |
18位 | 韓国 | ベラルーシ |
19位 | アイルランド | クロアチア |
20位 | カナダ | 韓国 |
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- 入出荷、在庫管理に関わる業務を効率化して物流コストを削減したい
- 他システムとの連携がとれておらず重複作業が発生しているので改善したい
このような課題は、私たち『懐刀』にご相談ください。懐刀は食品業界のニーズに合わせて開発された「クラウド型販売管理システム」です。20年の運用実績と200社以上の導入実績で、御社のDXを安心・快適に導入までサポートします。まずはサービスページをご覧ください。
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